中央集権型から地方分権化が進み、地域政治への取り組みが重要視されている一方、地域においては、投票率の低下に象徴されるように、市民が積極的に政治に関心を持っているとはいえない現状があります。その政治に対する無関心さが生まれる一因として、市民の声が行政に反映されにくいと考える世論と、具体的な施政の状況を市民に伝え切れていない行政との距離感があると考えます。市民と行政の足並みが揃わず、同じベクトルで意識の共有が図れていない不利益を解消し、市民一人ひとりがどんな役割を果たせるのかという見識を持ち、積極的に自分の住むまちを創造しようとする意識を確立する必要があると考え、自分の住むまちをより良いものにするために、開成町露木町長をお招きし講演やフリーディスカッションを通して市民にとり一番近い行政単位である地方自治体の抱える現状の課題を認識し、そのなかで地域市民の果たすべき役割として何があるのかを知ることで、市民一人ひとりが行政に対し関心を持ち、積極的に参画できる市民意識を育む例会を開催いたしました。