全国67の青年会議所(JC)会員が長野県松本市に集まり、まちづくりについて話し合う「全国城下町シンポジウム松本大会」が2011年6月10日〜12日、3日間の日程で開催されました。
67JCでつくる全国城下町青年会議所連絡協議会が主催し、30回目になります。我々小田原JCは昨年全国会員大会で開催した事業「食の祭典」を、今回の事業アワードにエントリーし、全国から数多くのエントリーの中、見事優秀賞をいただくことができました。
受賞後の釼持理事長の挨拶で「今後も地域の文化遺産を守りつつ、青年として明るい豊かな地域の発展に寄与していく」という言葉で締めくくられました。

 

●全国城下町シンポジウムとは
1982年7月17日、全国の城下町に住む青年が、“城下町でのまちづくり”を共通のテーマから市民主導型のまちづくりを目指し「よみがえれ城下町」のスローガンのもとに長野県松本市に第1回として集結しました。
「ほぼ400年以上の歴史を持つ私達の住む城下町は、いま大きな試練に立たされています。市民の道標であるべき天守閣は、高層ビルディングの谷間に埋もれようとしています。歴史の風雪に耐えてきた建造物はしだいに姿を消し、文化遺産である地名は捨て去られようとしています。地域の特色ある産業に支えられてきた豊かな生活の実現は、極めて困難な道をたどりつつあります。しかし、城下町特有の景観や地名を、子供たちを含む市民の多彩な運動で再評価し、生活に生かすことが、これからのまちづくりに物心両面から重要な手がかりになることは明らかです。城の石垣、濠の水に映る緑、小路のたたずまいは、技術革新の時代、高速道路、空港やコンピューターの時代と矛盾しあうものではありません。400年以上の城下町の歴史で培われた市民の文化は、地域産業の新しい発展にとっても、かけがえのない遺産であり価値です。」(第1回シンポジウム宣言文抜粋)
以降「全国城下町シンポジウム」は、全国の城下町の青年達が一堂に会し、地域(まち)の人達とともに、地域(まち)の持つ可能性を見いだすための機会とし、全国城下町青年会議所連絡協議会主催により、年1回開催されています。
来年の開催は北海道地区函館JCが主管いたします。