委員会

国際アカデミー運営会議
議長 田中 雅久

【基本方針】多様性に順応し、地域の未来を切り拓く行動力を身に付ける

 日本屈指の観光地を有する我が地域は、新型コロナウイルス感染症の影響により、観光客の激減が大きなダメージとなっています。また、世界的に時代が大きく変化し、NewNormalな常識が溢れる世界になった昨今、多くの多様性にふれると共に柔軟に時代の変化に順応し、目まぐるしく変化する時代のニーズに対応する行動力を身に付け、この難局を乗り越え地域の未来を明るく豊かなものに変えていく力を手にする必要があります。
 まずは、世界の人々に我々の地域の歴史・文化・地域資源といった魅力を知っていただくために、各国から将来の国や地域を担うリーダーが集い、リーダー研修を行う国際アカデミーを開催し、地域の魅力を感じてもらい、このまちのファンとなっていただきます。そして、地域の魅力を感じられる国際アカデミーを開催するために、実行組織を設立し、我々の地域ならではのプログラムを構築し発信します。さらに、このまちの魅力を世界に発信するために、青年会議所の国際の機会である世界会議とASPACで地域の魅力や歴史文化を体験できるブースを設営し、我々の地域をより近くに捉え訪れて頂くきっかけを作ります。また、メンバーの多様な価値観を養うために、姉妹団体であるホノルル日系人青年商工会議所と世界から見た小田原・箱根・真鶴・湯河原の可能性に目を向けた相互間の交流を図る事業を開催し、メンバーが国家間の懸け橋となり民間外交の担い手となる人財に成長する一助とします。そして、紡いできた経験と歴史を次代に繋ぐために、一年間を振り返り総まとめを発表し共有する11月例会を開催し、次の世代の道しるべとします。
 多様性が溢れるNewNormalな時代に柔軟に対応するすべを身に付け、変化に順応することは持続可能なまちづくりへと繋がり、時代のニーズに合ったまちづくりは世界から我がまちに注目を集め、我々の地域は世界を感動させる観光文化都市へと進展します。

アカデミー特別委員会
委員長 田代 敬一朗

【基本方針】笑顔が溢れ、地域を牽引できる人財の育成

 昨今の世界的規模の感染症の流行により、人々の日常生活は急速に変わりつつあり、青年会議所に入会した会員においても、さらに新しい環境の中で希望と不安を抱いて活動をしていきます。そのような状況下で、入会した会員が青年会議所の意義や魅力を感じながら基礎知識を備え、活動していく中で人との出会いを大切にし、自分の可能性を新たに感じ、今後の青年会議所や地域の活動で積極的に活動できる人財を育成する必要があります。
 まずは、新入会員が青年会議所の運動・活動を理解するために、委員会内で学ぶ場所や入会時期を問わず研修をできる環境を設え、新たなスタイルに対応した基礎的な知識を習得できる機会を提供することにより、新入会員が青年会議所で今後、活動を行う上での礎を築きます。そして、新入会員が早く組織に順応するために、例会や各種事業の補助業務を行うことにより、青年会議所の運動への積極的な参画意識を醸成いたします。さらに、青年会議所が世界的な組織であるスケールメリットを感じるために、各種大会ブース設営に協力することで、今後の活動の参画意識を高めます。また、地域の団体が行う事業を知るために、事業に参画する機会を提供し、地域に必要な人財を育成いたします。そして、小田原青年会議所の歴史と伝統を継承するために、先輩諸氏と交流を図る創立記念例会を開催し、今後の運動・活動の意識昂揚を図ります。さらに、長きに亘り小田原青年会議所の発展に尽力された卒業生に感謝の意を表し、地域での活躍をご祈念するために、会員一丸となって卒業を祝う卒業例会を開催し、脈々と受け継がれた襷を現役会員へ継承します。
 新入会員が青年会議所の運動を理解し、実践を通じて自らが事業を作り出すことを体感させ、自己の可能性が広がり、会員同士がお互いに協力し合うことで人と人との絆が深まり、難局にも打ち勝つ強い心を醸成し、笑顔でこの地域のお役に立てる人財を創出します。

組織拡大特別委員会
委員長 永松 範之

【基本方針】地域のリーダーとなる人財の発掘

 近年、小田原青年会議所は80名前後の会員数で活動を行っており、最も多い時からは少しずつ会員数は減少し、このままの推移が続けば組織の存続危機に繋がります。少子高齢化等の社会情勢の変化、昨今の感染症による経済の悪化、様々な活動自粛の影響の中でも多くの会員数増加になっている地域の青年会議所もあり、我々に足りない要因を見出し、青年会議所の魅力を多くの人材へ伝え、幅広い年齢層の会員増強をする必要があります。
 まずは、効率よく会員拡大を行うために、他の青年会議所の手法や、コロナ禍での会員拡大の成功事例を収集・選定し、その情報を会員と共有し、会員拡大への意識を醸成します。そして、会員一人ひとりが会員拡大の必要性を理解し、入会候補者に青年会議所の魅力を知っていただくために、青年会議所の運動と活動の本質を伝える会員拡大例会を開催し、候補者の新規入会に結び付け、組織の拡大を図ります。さらに、小田原青年会議所の認知度を向上するために、我々の活動や会員の職種等の情報が地域の方へ伝わる広報を行い、まだ見ぬ拡大候補者の人材発掘を図ります。また、拡大候補者の情報を収集するために、会員一人ひとりと顔の見える連携をし、会員拡大情報の共有をし、より多くの人材発掘と組織の拡大へ繋げます。そして、国際的な青年会議所の魅力を拡大候補者に知っていただくために、国際アカデミーの場を活用し、候補者と共に新たな価値観に触れる交流をし、組織への関心を高め、入会への機会を拡げます。さらに、仲間と共鳴し、より良い組織を確立するために、会員同士の交流を深める例会を開催し、組織の一体感を醸成します。
 青年会議所の認知度が向上され、会員が増加し、会員一人ひとりは自発的なより良い変化をし、他人を想う意識、地域を想う意識はより醸成され、地域のお役に立てる人財に溢れ、組織の一体感はさらに強固となり、地域、社会を変革できる団体へと進展いたします。

地域教育推進委員会
委員長 石綿 秀規

【基本方針】地域社会に貢献できる主体性を持った人財の育成

 コロナ禍により、地域に根付いていた祭典やイベントは中止となり、学校での行事も規模縮小や中止となっています。その結果、人と人との繋がりは希薄化し、さらには地域社会にも無関心となり、地域での社会教育力は低下傾向にあります。そこで、小田原青年会議所としても次代を担う人財である少年少女が地域での社会教育を通して、自ら地域社会の明るい未来像を思い描き、地域住民と共に成長する機会を創出していく必要があります。
 まずは、次代を担う少年少女が、日常の問題や課題に対して前向きに取り組み、自ら考え、立ち向かい、行動する力を育むために、有識者の知見を活かし意思決定の仕方や発展的な議論の仕方を学ぶ例会を開催することで、社会でも必要とされる能力である主体性を養う一助とします。そして、少年少女が社会性の基本を学ぶために、学校や家庭など日常とは異なるグループで学び交流し、自身と異なる境遇や価値観に触れ、共に活動することで、互助の精神を養い豊かな人格を形成する一助とします。さらに、少年少女に地域社会へ関心を向けてもらうために、幅広いネットワークを持った小田原青年会議所の力を活かして、国際アカデミーでの交流や、地域の自然環境・魅力を体験し、地域の問題や課題について学ぶ機会を設けることで、さらなる地域愛の向上に繋げます。また、少年少女がウィズコロナ・アフターコロナ時代に向けた地域社会の未来像を自ら描き出すために、地域での社会教育から学んだことを活かしながら議論を行い、少年少女の豊かな感性から生みだされるアイデアを行政へ届けることで、地域の次代を担う人財としての自覚を養います。
 小田原青年会議所は、時代の変化に柔軟に対応し、地域住民からの信頼を高め、地域での社会教育を得た少年少女は、問題や課題に対して前向きに取り組み、地域社会にも関心を持ち、地域を支える人財となり、率先して明るい豊かな社会への一助として貢献します。

地域共創委員会
委員長 新井 祐太

【基本方針】地域住民との共創による魅力ある地域への進展

 近年の社会は利便性を重要視し、様々な分野でのパーソナル化が進み、人々の協同性は薄れています。さらに、私たちのまちはコロナ禍の影響で観光客は激減し、地域経済は大きな打撃を受け、移住者は増えつつありますが、社会的距離により生活様式や住民のマインドに変化が起こり、地域や人々の関係は希薄になり、地域を知る機会も減っています。
 まずは、コロナ禍の中で抱えるこれからの地域の課題や今ある魅力を見出すために、小田原青年会議所が地域住民の声を集約することで、新しい生活様式に対応した暮らしや観光にとって必要性のある、手法や魅力などの模索を行える機会を生み出します。そして、小田原青年会議所が広域青年会議所として、地域を繋ぐ架け橋としての役割を果たすために、1市3町の関係諸団体と小田原青年会議所の連携を再確認する場を設け、将来の危機に備えた地域内連携力をより高めていきます。さらに、ウィズコロナ・アフターコロナの時代に適用したモノ・コトの模索のために、今ある私たちのまちの魅力の再認識を行い、新しい需要の取り込めるモノ・コトを異業種が集まる小田原青年会議所ならではの視点をもって、地域住民と共に創りだすことで、観光をはじめとした地域経済の活性化に貢献します。また、地域住民と共に創作した新しい魅力のモノ・コトを多くの方々に知ってもらうために、行政や関係諸団体等と連携を取り、様々な媒体で発信を行うことで、より多くの地域内外の人々を呼び込み、暮らしや観光の中で感動を味わっていただく一助とします。
 小田原青年会議所の活動により、地域住民はまちの魅力向上に関する取り組みに自発的に参画するようになり、人々と地域の繋がりはより深まり、豊富な資源や新しく生まれた魅力が移住者や観光客に感動を与え、世界を感動させる観光文化都市に向けて進展します。

事務局
局長 室伏 寿美夫

【基本方針】時代に適した組織の運営進

 新型コロナウイルス感染症の蔓延により、これまでの生活様式に急激な変化が起こり、ICT技術を活用したWEB会議やリモートワーク、ワーケーション等、新しい働き方や暮らし方が定着しつつあります。その一方、人と人とが意思疎通する上で必要な非言語的コミュニケーションの多くが失われ、今までの言わばアナログ的な部分を補い、JCとして重要としてきた濃い人間関係を構築する新たな組織運営方法を構築する必要があります。
 まずは、全運動を成功裏に終えるために、小田原青年会議所の発展、会員の健康を願う新春祈願会を開催し、新年の一歩を踏み出します。そして、一年間の運動方針を発信するために、ICTを併用し、感染症対策に配慮した賀詞交歓会を開催し、行政や関係諸団体、先輩諸兄姉にご理解・ご協力を賜ると共に会員の意識統一及び高揚を図ります。さらに、失われた交流機会を補うために、会員同士が直接意見交換できる場を設けることで、時代に即した組織構築の一助とします。また、会員としての基礎知識を習得し、効率的な活動を行うために、研修を行う例会を開催し、能動的に活動する姿勢を養成します。そして、社会情勢を鑑み、限られた時間の中で青年会議所の存在意義である会議を効率的に実施するために、JCプロトコルを会員に周知し、ICTを活用した円滑な運営を行うことで、的確な議論を促し、波及効果の高い事業構築に繋げます。さらに、会員の学びや成長に繋がる機会を提供するために、関係諸団体や日本青年会議所、地区、ブロック協議会が開催する事業を迅速に周知し参加を促すことで、地域で活躍できる青年育成の一助とします。
 突発的かつ急激に変化する社会に順応しつつ、意見や背景の異なる会員同士が互いを理解するように努め、意見を交わすことで会員一人ひとりが成長し、成長した会員が地域のリーダーとなる人財となり、小田原青年会議所は地域から必要とされる団体へ昇華します。

財政局
局長 大平 剛志

【基本方針】柔軟で健全な持続的組織運営の確立

 時代の変革期を迎え、多くの活動や自由度が制限されている中、我々の活動も、会員数の減少や運動に対する認識不足、当事者意識の低下が懸念されており、持続的な組織運営が喫緊の課題となっています。多くの変化に対し、柔軟な対応力が求められる時代であるからこそ、伝統を守りつつも、会員一人ひとりが公益法人としての活動や組織自体の理解を深めながら誇りを持ち、時代に即した永続的な組織基盤を構築していく必要があります。
 まずは、我々の活動の根幹である公益事業を推進するために、公益比率を満たす予算編成を行い、法令に即した透明性のある規律を重んじた財務管理と健全な組織運営を展開します。そして、会員一人ひとりが組織を支える一員であるという当事者意識を持つために、高い出席率を意識した最高意思決定機関である総会を開催し、議題の共有と総会の重要性を周知すると共に責任ある決議をすることで持続的な組織運営に繋げます。さらに、事業の費用対効果を最大限に高め、公益法人としてコンプライアンスの厳守、事業実施における社会情勢を柔軟かつ適切に見極めるために、財政規則審査会議を開催し、事業目的に至るまでの予算が適正かつ効果的に執行されているか審査を行います。また、地域の皆様へ小田原青年会議所の運動に共感や関心をもっていただくために、ホームページやSNSを用いて迅速な広報活動を実施し情報を発信し認知度を高めます。そして、一年間の運動を振り返るとともに関係各位へ事業報告を行うために、褒賞事業の開催や年間事業報告書を作成し、地域に発信することで我々の活動を示し、地域の多くの方々から賛同を得ます。
 会員数の減少が顕著な中でも、組織の礎に位置づけられる財政局として、各委員会と信頼関係を構築し、一人ひとりがコンプライアンスを遵守し、財務に対する意識を高め、時代の変化に柔軟に対応できる人財を輩出し、地域から信用され続ける組織へ進展します。