委員会

創立65周年委員会
委員長 八尋 大和

【基本方針】次代に襷を繋ぐアクションプランの策定

 小田原青年会議所は本年で創立65周年の節目を迎えます。これまで諸先輩の高き志と並々ならぬ努力の繰り返しによって、その時代に適合しつつ、先駆者としての覚悟を持って、地域に必要とされる運動を展開してまいりました。その襷を受け継ぐ者として、今までの運動を検証し、目まぐるしい勢いで変化する時代に即した方向性を見出し、創立70周年を見据えて会員一丸となり運動に邁進し、次代へと襷を継承していく必要があります。
 まずは、会員全体でこれまでの小田原青年会議所の運動や歴史を理解するために、地域ビジョンや三大指針の調査を行うことで、これからの小田原青年会議所の方向性を会員全体で議論する礎を築きます。そして、会員全体でこれまでの小田原青年会議所の運動や経緯を正しく理解し、地域ビジョンや三大指針を検証するために、3月例会を開催することで、時代に即した組織へと昇華する道標を構築するきっかけとします。さらに、こ れまで65年の長きに渡り連綿と受け継がれてきた歴史と伝統を築かれた諸先輩に感謝の意を表すとともに、会員と諸先輩との交流を図るために、5月創立記念例会を開催することで、襷を継承し、今後の青年会議所活動や運動に邁進する意識を向上します。また、小田原青年会議所が向かうべき方向を定めるために、議論する公開委員会を開催することで、70周年となる5年先を見据えた、時代に即したアクションプランを策定します。
そして、小田原青年議所が地域の皆様からより必要とされ、信頼される団体であるために、策定したアクションプランを内外に発信する場を創出し、次代へと襷を繋ぐ第一歩を踏み出します。  自分たちの行動に自信を持ち、会員一人ひとりが胸を張り、向かうべき方向を示したアクションプランのもと運動が展開され、組織としての魅力にさらに磨きがかかり、自然と人が集まり、次代への襷を継承することのできる、地域から必要とされる団体となります。

輝く地域づくり推進委員会
委員長 古川 雅弘

【基本方針】多様な人々の活躍による輝く地域活性化の推進

 地方における人口減少は地域づくりの担い手の減少に繋がり、様々な地域活動の縮小を招き、交流の機会を減少させ、地域への関心の低下に繋がります。そのような中、住民だけではなく、地域づくりの担い手として期待される地域と関わりを持つ人々が地域の魅力を知り、関心を持つ機会を提供するとともに、青年会議所が架け橋となり、率先して行動する姿を示し、スムーズに関わり合うことができる仕組みを創出していく必要があります。
 まずは、小田原青年会議所の会員自身が地域づくりの担い手としての自覚を持つために、率先して地域課題に取り組むことで、地域に必要とされているという意識を持つきっかけとします。そして、小田原青年会議所も地域づくりの一つの団体であるという意識を醸成するために、他団体の活動や事業に参加し協力することで、青年会議所の運動の効果を高めるとともに、他団体との地域内連携を強化します。さらに、より多くの人々が地域と接するために、幅広いネットワークを持った青年会議所の力を活かし、地域住民、関係諸団体を巻き込み、地域の魅力や問題、課題について知り、体験する事業を設えることで、地域への関心を高め、地域愛の向上に繋げます。また、地域との繋がりをより強いものとするために、地域住民、行政、関係諸団体と連携し、地域の魅力を内外に発信する事業を行うことで、地域と関わりを持つ人々が地域づくりに参加できる仕組みを創出していきます。そして、持続的な地域づくりの担い手の確保のために、多様な人が継続的に地域づくりに関わる仕組みや地域内連携を継承することで、輝く未来への地域活性化を推進します。
 地域に住まう人々と地域と関わりを持つ人々、そして青年会議所の会員、一人ひとりが地域への愛を深め、地域づくりの担い手となり、自らが輝きを放ちながら運動を牽引し人々を感動させ、運動が持続的な大きな流れとなり、さらに輝いた地域へ導かれていきます。

個性輝く教育委員会
委員長 田野 大介

【基本方針】子ども達が将来への期待感を抱く社会教育の実践

 日本の教育レベルは世界でも高い水準にあります。一方で、家庭・地域の教育力は低下が懸念されているとともに、子ども達が地域の様々なイベントに興味や関心を持って参加する機会が減少しています。子ども達がなりたい自分の将来像を描く環境を形成するには、保護者の理解が不可欠であり、社会教育の場が減少している今こそ、子どもの主体性を育み、保護者がより一 層子どもの夢を応援するような教育事業を展開する必要があります。
 まずは、子ども達が将来への夢や希望を抱くために、非日常な空間における意思決定を実践出来る場を提供し、その刺激的な経験により子ども達が主体性や社会性を身につけ、自身の個性に磨きをかけることで、子ども達が将来に向かって活き活きと成長していく社会教育の場を構築します。そして、保護者の子に対する期待感をより一層深めるために、成長した子どもが自身の想いや夢を発信し、お互いのコミュニケーションが育まれる場を設けることで、保護者が子の成長を実感し、子の将来を応援する意識を高める場を構築します。さらに、子ども達が自身の将来に対する選択肢を持つために、多種多様な業種に属する青年経済人が在籍する青年会議所の強みを活かし、子ども達に向けた職業の魅力を発信する場を提供することで、メディアだけに限らない職業に関するリアルな情報を目の当たりにし、将来の在り方に対する豊かな発想を養います。また、減少している地域の社会教育の機会を体験するために、子ども達が仲間と共に地域の自然に触れる場を設えることで、共同作業によるパートナーシップを育み、地域内の魅力を実感する機会を提供します。
 保護者の子の成長を見守る意識がより一層高まることで、未来に対する期待感もさらなる高まりに繋がり、子ども達が希望に満ち溢れた夢を抱き、歩みを進めることで、次代を担う若き力の輝きが解き放たれ、希望の光によってわがまちの未来は照らされていきます。

輝くJAYCEE育成委員会
委員長 和泉 剛司

【基本方針】組織の光源となる人材の育成

 青年会議所はいつの時代においても地域や社会の抱える課題に対し、熱い想いと高い志を持って向き合ってきました。しかし、近年では経験豊富な会員が卒業していく一方で、在籍年数の浅い会員が大半を占め、青年会議所活動の経験が浅く、組織の理念を理解しきれていない会員が増加しています。今こそ、組織が掲げる理念に立ち返り、JAYCEEとしての見識と理解を深め、会員一人ひとりが輝きを放つ人材に成長する必要があります。
 まずは、会員一人ひとりが青年会議所という組織に対する理解を深めるために、セレモニーの意味やあるべき運動について考える場を設けることで、青年会議所の理念を理解して活動に励む意識を養います。そして、事業に対して向き合う力を育むために、議案構築の方法について学ぶ場を提供することで、JAYCEEとしてのスキルアップへと繋げます。さらに、青年会議所のスケールメリットを感じるために、神奈川ブロック大会にて地域の枠を越えた活動に触れる機会を提供することで、会員が新たな気付きを得ることができ青年会議所活動への見識と理解が深まり成長へと繋がります。また、青年会議所の国際の機会を体験するために、ASPACをはじめとする諸大会へのブース出展を行い、地域の魅力について考え発信することによって、青年経済人として国際感覚を養う契機とします。そして、これまでの活動によって身に付けた知見を発揮できる場を設けるために、在籍年数の浅い会員を中心に卒業例会を構築し、卒業生の想いに向き合い、会員が成長した姿を見せることによって、次代に向けて青年会議所の理念が強く深く浸透されていきます。
 全会員が青年会議所の理念に共感し、組織力が高まり、活動地域の多種多様で幅広い社会課題の解決へ果敢に挑戦し、JAYCEEが魅力的な人材へ成長することによって、組織の内外から共感の輪が拡がり、地域に必要 とされる輝きを放つ魅力的な組織となります。

事務局
局長 石森 昭行

【基本方針】多様性溢れる一人ひとりが能動的に活動する組織の構築

 会員の在籍平均年数の低下や、会員が一丸となって事業を開催する機会が少なくなったことにより、青年会議所の魅力を知る機会を得られていない会員が多くなりつつあります。そのような中、会員一人ひとりが輝き、組織として地域・社会に貢献をしていくにあたり、多様性溢れる個人が能動的に活動し、一致団結して地域・社会に働きかけていく会員が集う組織として伝統を重んじつつも多様性を発揮できる組織を構築する必要があります。
 まずは、我々の全ての事業の成功と小田原青年会議所の発展を願い、1年間の運動方針を発信し地域に浸透させるために、新春祈願会及び賀詞交歓会を執り行うことで行政や関係諸団体、先輩諸兄姉にご理解を賜ると共に、会員の意識統一を図ります。そして、青年会議所の魅力をより知ってもらうために、正副理事長の活動に全会員が同席する機会を設け、正副理事長の経 験や想いを共有することで、会員の気づきを促し、成長や意識高揚を図ります。さらに、会員が青年会議所活動を自分ごととして捉え主体的に行動するために、事務局全員が率先して職務を共有・担当し、誰も取り残さないチーム一丸となった組織運営を行い、他の模範となることで協同精神を育み、相互扶助溢れる組織風土を醸成します。また、青年会議所の根幹である会議を効率的に実施するために、円滑な運営を行うことで、有意義な議論を促し、高度な事業構築に貢献します。そして、青年会議所の魅力を知る機会を提供するために、日本青年会議所が開催するサマーコンファレンスを活用し、青年会議所の先見性やスケールメリットを知ってもらうことで会員の活動意欲を高めます。
 多様性ある会員一人ひとりが互いを理解し、想いを共有し、誰に言われずとも自然と助け合いながら同じ目的に向かって行動することで自然と魅力が溢れる組織となり、地域に必要とされる青年会議所として持続可能で盤石な組織を構築し、次世代へと襷を繋げます。

財政局
局長 佐藤 佑

【基本方針】会員一人ひとりが支えることができる盤石な組織体制の構築

 近年、小田原青年会議所のコンプライアンス及び組織体制は、組織運営に精通した会員及び高度の専門知識を有する会員による属人的な管理運用がなされています。会員数及び在籍年数の低下という問題を踏まえ、個々の会員一人ひとりが社会的責任感及び遵法精神を醸成し、特定の会員に依存することなくコンプライアンス及び組織体制の主体的な担い手として組織を運 営できる持続可能かつ地域に信頼される体制を構築する必要があります。
 まずは、組織運営の透明性の確保のために、法令に適合し、かつ分かりやすい定款・諸規定への改善を検討し、会員の理解に基づく自主的な組織運営を可能にします。そして、組織運営の持続可能性の維持のために、青年会議所の組織構造及びこれを支える根拠や、組織としての活動に関する基礎的なコンプライアンスについての研修を行い、会員が組織構造を理解した上で諸活動に参画できる体制を整えます。さらに、継続的な組織運営を可能にするために、公益認定に関する検討を行い、組織の実情に即した制度を検討する体制を構築します。また、各事業の目的達成に向けて、財政規則審査会議においてコンプライアンスの見地及び費用対効果の見地から適正な審査を行い、事業の円滑な遂行体制を整えます。そして、会員個々人が組織の一員としての自覚に基づく青年会議所の最高意思決定を行うために、総会の意義及び重要性の周知を図りつつ総会を開催し、青年会議所を構成する自覚と責任を形成しつつ組織の一体感を高めます。さらに、公益法人に対する高度な法的・社会的要請を充足するために、法定書面を適正に作成し、社会的信頼性を高めます。
 小田原青年会議所は、組織に対する高度な理解及び遵法精神を有し、一人ひとりが輝きを備えた会員によって構成されることにより、地域から真に信頼を寄せられ、これまで受け継いだ襷を次代に渡すことができる透明性と持続可能性を有する盤石な組織となります。