箱根町
 箱根町は神奈川県の南西部に位置し、東京から約80kmの距離にあり、北は南足柄市、東は小田原市、南は湯河原町とそれぞれ接し、西側は静岡県3市2町と境しているが、町面積の大部分は、高原と山岳地帯からなり、隣接の市町村とは地形的に隔てられています。

 箱根町は富士箱根伊豆国立公園の中央に位置し、四季を通して楽しむことの出来る箱根の持つ素晴らしさを求め、毎年国内外からおよそ1900万人の観光客が来遊しています。

また箱根は古くからの温泉町で、江戸時代には箱根関が置かれた地として有名です。

 年明けの1月2、3日に行われる東京箱根間往復大学駅伝競走は長い歴史を持ち、数々の名勝負を見せてくれる正月の恒例行事であり、箱根が最も活気に溢れます。

 
箱根十七湯 温泉
 箱根温泉は箱根山一帯に存在する諸温泉の総称で、近世期から明治中期にかけては湯本・塔之沢・宮ノ下・堂ケ島・底倉・木賀・芦之湯の諸温泉が、いわゆる「箱根七湯」と呼ばれていました。これらのうち芦之湯を除いては、いずれも早川の渓流ぞいに立地した温泉集落で、これらの温泉集落が箱根の中心地域を形成していました。最近ではこの七湯に大平台・小涌谷・強羅・宮城野・二ノ平・仙石原・姥子・湯ノ花沢・蛸川・芦ノ湖を加えて「箱根十七湯」と呼んでいます。
 
大涌谷

  

 約3000年前に箱根の最高峰の神山が、箱根火山最後の水蒸気爆発をおこした爆裂火口で、今もなお熱い水蒸気と硫気を噴出しています。古来より「大地獄」とよばれていましたが、明治6年に明治天皇・皇后両陛下が箱根に御静養に来られる際に「両陛下がお出になる地に地獄があってはおそれ多い」と大涌谷と改称されました。ここからは雄大な富士山の眺めを楽しむことができます。(かながわの景勝50選)

 
芦ノ湖

   

 約40万年前に箱根火山のカルデラの中にできた周囲20kmの細長い湖です。南岸の杉並木街道から眺める「逆さ富士」は、箱根の絶景の一つです。虹マス、ブラックバス、わかさぎ等が生息しており、多くの人が釣りを楽しんでいます。

 

 
箱根関所
 元和5年(1619年)徳川二代将軍秀忠の時代に、主として諸大名の謀叛防止のために開設されたといわれ、「入鉄砲に出女」といって特にこの二つを厳重に取り締まった。以来250年以上にわたり厳しい掟で東海道を上り下りする旅人を苦しめ続けました。明治2年(1869年)に廃止、取りこわされて以来箱根関所・資料館としてそのおもかげを残し、大正11年(1922年)国の重要文化財に指定されています。

 

箱根神社
 奈良時代の終り天平宝字元年(757)年に万巻上人によって創建された関東における古社で、関東の総鎮守として代々の武将に崇められてきました。宝物殿には国の重要文化財に指定されている万巻上人座像をはじめ古文書、絵画、工芸品などが多数陳列されています。
 
 
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