湯河原町
 相模湾に面し、一年を通じて温暖な風光明媚の地・湯河原は、かの万葉集にも詠まれ、古くから万病に効くと評判の良質な温泉が湧く場所として知られていました。
 特に明治時代中頃からは、秘湯の趣きと閑雅な風情をもとめて文人墨客が数多く訪れ、この地を舞台とした作品を遺しています。
 雄大な自然の景観と豊かな山海の幸に恵まれ、行楽・静養に最適の地として多くの人々に親しまれてきた町並みを散策していると、そこかしこに偉大な文士たちの足跡と歴史の残り香を感じます。
 古きよき時代の面影を今に伝える町“四季彩のまち-さがみの小京都”湯河原。
 
湯河原温泉
 湯河原温泉は万葉集にも『足柄の土肥の河内に出ずる湯の世にもたよらに子ろが言はなくに』と詠まれた古い温泉で、この歌碑が温泉街に設置されています。

 湯河原駅から千歳川の谷を遡るように温泉街が続いています。隣の熱海には巨大温泉ホテルが林立していますが湯河原は日本旅館主体で、古くからある『温泉街』の風情が残っています。日帰り入浴施設は町営の「こごめの湯」の他、温水プールなどを備える施設もあり、また温泉街に隣接する万葉公園には、大型の足湯である万葉公園足湯施設独歩の湯があります。

 
湯河原を愛した文化人
  • 国木田独歩:晩年に『湯河原より』『湯河原ゆき』などの短編小説を執筆。
  • 夏目漱石:絶筆となった『明暗』を湯河原にて執筆。
  • その他島崎藤村、芥川龍之介、谷崎潤一郎らが湯河原を訪れている。
万葉公園
 うっそうと茂る樫、椎の木からこぼれる陽光、川のせせらぎ、野鳥のさえずり。この公園は森と水の公園として人々に親しまれています。
 駅より2,9km、車で9分。温泉街の中心にある万葉公園の中には、数多くの万葉植物が植栽されています。万葉時代の古代建築を模した万葉亭、万葉集の中でただ一つの出湯を詠った歌碑、国木田独歩碑等があります。また、霊験灼なる湯権現熊野神社があり、温泉の神様として地元の信仰あつい神社です。
独歩の湯
 「独歩の湯」は“足湯”施設です。地理風水を応用して日本列島をイメージした園内に、さまざまな効能をもつ9つの泉を用意しました。温泉に足を浸し、さまざまな刺激で足の裏をマッサージする9種類の健康回復の泉。
 足の裏からみるみる疲れがとれ全身に元気が蘇ってくる「温泉」と「マッサージ」が合体した全く新しいリラックスを是非味わいに来て下さい。
 
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